「中国深圳のLimX Dynamics が発表したフルサイズヒューマノイド Oli(165cm・31-DoF)を日本で導入したい——リースは可能か?」という問い合わせが増えています。本記事では、Oli の導入パス・推定料金レンジ・ロボットバンク経由の見積もり方・TRON1/TRON2との使い分けを2026年最新情報で完全解説します。
LimX Oli とは|2025年7月発表の汎用フルサイズヒューマノイド
Oli は LimX Dynamics(深圳市衆擎機器人科技有限公司)が2025年7月30日に発表したフルサイズ汎用ヒューマノイドロボットです。「Cross the Limits With Oli」をタグラインに、研究・エンタメ・案内・設備点検・施設管理まで幅広い用途を狙ったオールラウンド機。
主要スペック
- 身長 165cm(人間と同等)
- 総自由度 31-DoF(頭2 / 片腕7 / 腰3 / 片脚6)
- 自社開発6軸IMU(高耐ノイズ)
- 頭部Depthカメラ + 胸部Depthカメラ標準搭載
- USB・Ethernetで外部LiDAR・追加カメラ拡張可
- 動作制御・知覚の2系統独立計算アーキ
- クイックスワップ式バッテリー・モジュラー設計
- Python フルサポート・モジュラーSDK + Open API
- NVIDIA Isaac Sim / MuJoCo / Gazebo 対応
- 15種類プリロードインタラクション・ダンスルーチン(OTA追加可)
- 自社開発バイリンガル音声対話(中国語/英語)
日本での導入パス|ロボットバンク経由が基本
ロボットバンク株式会社の役割
LimX Dynamics の日本販売代理はロボットバンク株式会社です。個別の見積もり・契約・初期セットアップ・トレーニング・国内サポートまでロボットバンクが一括対応します。LimX 公式(bd@limxdynamics.com)への直接連絡も可能ですが、日本での導入実績は2026年5月時点ではロボットバンク経由が標準パスです。
見積取得の流れ
- 用途・台数・契約期間の要件整理
- ロボットバンクへ問い合わせ(ウェブフォーム・電話)
- LimX 側との価格調整・納期確認(2〜4週間)
- 見積書受領・契約条件確認
- 契約締結 → 国内輸入・通関 → 初期セットアップ・研修
納期は契約から約3〜6ヶ月。LimX 公式での生産能力と国内通関スケジュールが要因。
推定料金レンジ
Oli の公式価格は非公開ですが、業界推計と類似フルサイズヒューマノイドの価格帯から以下が現実的:
| 項目 | 推定金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 本体推定価格 | 1,000〜2,500万円 | Unitree H2 と Apptronik Apollo の中間 |
| 仮にリース換算(月額) | 30〜80万円 | 3年リース仮定 |
| 初期セットアップ・研修 | 50〜150万円 | ロボットバンク提供 |
| 年次保守 | 本体価格の15〜25% | 業界相場 |
主要な活用シーン
エンタメ・案内・展示
165cmの人間サイズに加え、15種類のプリロード・インタラクションとダンスルーチン、バイリンガル音声対話により、商業施設の案内ロボット・テーマパーク演出・企業展示会の主役・テレビ番組出演など、人と接する場面で映える1台です。
研究・教育プラットフォーム
31-DoF の高密度自由度、Python + Open API、Isaac Sim/MuJoCo対応により、強化学習・模倣学習・VLA研究の本格プラットフォームとして活用可能。Unitree H1/H2 や Tesla Optimus と並ぶ研究機器の選択肢です。
設備点検・施設管理
頭部・胸部Depthカメラと外部LiDAR拡張により、屋内施設の点検・巡回タスクも実行可能。Spot のような4足歩行と異なり、人が通る経路を直接歩けるため、商業ビル・データセンター・病院などの巡回に向いています。
Oli vs TRON1 / TRON2|LimX 内ラインアップの使い分け
| モデル | 形態 | 主用途 |
|---|---|---|
| TRON1 | 二足歩行下半身(≤20kg) | 強化学習研究・アルゴリズム検証 |
| TRON2 | 双腕+複数下半身モジュール | 製造補助・物流・点検・VLA研究 |
| Oli | フルサイズヒューマノイド165cm | エンタメ・案内・点検・施設管理 |
他メーカー比較
Oli vs Unitree H2
身長は同等(H2≒180cm / Oli=165cm)、ともにフルサイズヒューマノイド。差は価格(H2 が安価)と日本流通実績(H2 が豊富)。Oli はバイリンガル音声・モジュラー設計でエンタメ・施設管理寄りに振った設計。研究プラットフォームとしてどちらも有力。
Oli vs Apptronik Apollo
Apollo は5,000〜8,000万円規模の商用ヒューマノイドで、Oli の推定価格より高額。本格商用実証実績(Mercedes-Benz, GXO)では Apollo が先行。研究・展示・初期PoC では Oli、本格商用導入では Apollo という棲み分けが現実的。
Smart-Mart での購入・買取・レンタル
よくある質問(FAQ)
Q1. Oli の納期はどのくらいですか?
契約から約3〜6ヶ月が目安です。LimX 公式での生産能力と国内通関スケジュールが要因。急ぎの案件はロボットバンクへ要相談。
Q2. リースは何ヶ月から契約できますか?
2026年5月時点で標準的なリース業者ルートは整備中。研究機関・展示案件向けの個別契約では3ヶ月〜36ヶ月の柔軟設定が可能。
Q3. 日本語音声対話は可能ですか?
標準は中国語・英語のバイリンガル音声対話。日本語対応は外部API(OpenAI / Anthropic等)連携でカスタム実装可能。ロボットバンクでカスタム対応相談可。
Q4. 補助金は使えますか?
研究開発系補助金・ものづくり補助金・省力化投資補助金等で対象になる可能性があります。補助金ナビで要件確認推奨。
Q5. アフターサポートはどうなりますか?
ロボットバンク経由のリース契約には初期セットアップ・研修・故障時対応が含まれます。本国(LimX)サポートとも連携し、最新ファームウェア適用も実施。